2024年4月1日より、雑穀研究会の会則を変更し、事務所を以下の住所に移動しました。
雑穀研究会 ・ Millet Society of Japan
雑穀を作る、食べる、学ぶ。
雑穀と出会い、楽しみ、伝える。
雑穀研究会は雑穀をめぐるあらゆる分野にわたる研究交流の場です。
2024年4月1日
2023年8月27日
第37回シンポジウム 報告
第37回雑穀シンポジウム
第37回雑穀シンポジウム・総会を北海道上川郡剣淵町で開催しました。
日程およびプログラム
2023年8月27日(日)
8:30~ 第37回雑穀研究会総会
9:00~ 第37回雑穀研究会講演会
発表①:原裕太(東北大学災害科学国際研究所)「古写真にみる民国期内陸中国の雑穀景観 -米国人林学者W.C.ローダミルクの記録より」
発表②:竹井恵美子(大阪学院大学)「カザフスタンの雑穀調査から ~とくにキビとアワについて~」
10:00~ 全国キヌアサミット2023 in 剣淵町
基調講演:高橋朋一(㈱けんぶちVIVAマルシェ)「国産キヌアへの挑戦が地域と農業の未来を拓く!」
事例報告①:藤田泰成(国際農林水産業研究センター)「高栄養価作物キヌアで気候変動に立ち向かえ」
事例報告②:倉内伸幸(雑穀研究会会長)「国際雑穀年をとりまく国内外の動向」
事例報告③:アレハンドロ ボニファシオ(ボリビアよりZOOMでの講演)「ボリビアでのキヌア栽培と育種」
12:00~ 休憩(キヌア料理販売)
13:15~ パネルディスカッション「国産キヌアの価値と可能性」
パネリスト 小林弘幸(国産キヌア生産ファクトリー)
藤倉雄司(帯広畜産大学畜産フィールド科学センター)
田中里志(㈲田中農場)
中村健児(静岡県裾野市農林振興課)
高橋朋一(㈱けんぶちVIVAマルシェ)
14:30~ 現地視察
キヌア圃場見学
キヌアセンター(調整所)見学
18:30~ 雑穀研究会 懇親会
2023年3月31日
雑穀研究 第38号 (2023年3月31日)
雑穀研究 第38号が発刊されました。
雑穀研究 第38号 目次
特集:国際雑穀年記念シンポジウム
雑穀新時代の幕開け
倉内伸幸
台湾における雑糧、および雑穀の発展状況
林 資哲
アワの遺伝学ーこれまでの進展と雑穀のゲノム研究
福永健二
キノアの作物学
磯部勝孝
カザフスタンにおける雑穀考古学の新展開
庄田慎矢
次世代に伝える雑穀ストーリー
梶川 愛
はてしない雑穀の物語
木俣美樹男
雑穀を可視化するー国際雑穀年記念シンポジウム総合討論から
竹井恵美子
案内 総会・シンポジウム予告
2023年1月7日
国際雑穀年記念シンポジウム「雑穀の新たな潮流」
2023年の国際雑穀年(Internatinal Year of Millet) を記念して、
シンポジウム「雑穀の新たな潮流」が開催されました。
国際雑穀年記念シンポジウム
「雑穀のあらたな潮流」
開催日 2023年1月7日
開催地 日本大学生物資源科学部4階大講堂
(神奈川県藤沢市亀井野1866)アクセス
開会挨拶,記念講演
13:00-13:10 雑穀新時代の幕開け
雑穀研究会会長、日本雑穀協会会長 倉内伸幸
招待講演
13:10-13:40 台湾で雑穀が大流行!
屏東科技大学 助理教授 林 資哲
シンポジウム
13:45-15:00 雑穀研究最近の進歩
アワの遺伝学 県立広島大学 教授 福永健二
キヌアの作物学 日本大学 教授 磯部勝孝
雑穀の考古学 奈良文化財研究所 室長 庄田慎矢 (オンライン)
15:00-15:30 休憩
総合討論
15:30-16:00 次世代に伝える雑穀ストーリー
座長 大阪学院大学教授 竹井恵美子
パネリスト 屏東科技大学助理教授 林 資哲
県立広島大学教授 福永健二
雑穀クリエーター 梶川 愛
雑穀街道普及会 木俣美樹男
閉会挨拶
16:00-16:05 日本熱帯農業学会会長 東京農業大学教授 志和地弘信
主催:雑穀研究会 後援:日本雑穀協会、日本熱帯農業学会
2022年12月31日
雑穀研究 第37号(2022年12月発行)
雑穀研究 第37号が発刊されました。
雑穀研究 第37号 目次
原著論文
長期無施肥圃場におけるモチヒエの堆肥施用高価
阿部 岳・渡邉 学・由比 進・星野次汪
沖縄で収集されたアワの農業形質について
玉木陸斗
中国北京郊外・河北省蔚県におけるアワ生産の現状-2019年夏季の調査より
原 裕太
随筆 国際雑穀年 2023への餞
木俣美樹男
報告 雑穀研究会 第36回シンポジウム with 「雑穀サミット in にし阿波」
竹井恵美子
案内 国際雑穀年 (International Year of Millets)記念シンポジウム
2022年8月31日
第36回シンポジウム
第36回シンポジウムの報告
第36回シンポジウム・総会は「雑穀サミットinにし阿波」に協賛し、徳島県で開催しました。
日時:2022年8月29日(月)、30日(火)場所:徳島県三好市東祖谷、つるぎ町
日程
8月29日(月)
12:30〜14:00 総会、およびシンポジウム(徳島県三好市東祖谷支所)
研究発表 演題
1)土器に封じ込められた過去の雑穀の痕跡、庄田慎矢(奈良文化財研究所・ヨーク大学)Diipika Tripathi(Allahabad大学)
2)いもち病に強いアワ品種の育成に向けて、伊藤和江(岩手生物工学研究センター)
総会 2021年度決算報告、2022年度事業計画など
14:30 雑穀サミットinにし阿波 (東祖谷歴史民俗資料館)
基調講演 雑穀の歴史と現状 倉内伸幸
基調報告 世界農業遺産から子どもたちが学ぶこと 阿部健一
事例報告 ヤツマタの植え付けと秋の収穫に向けて 東祖谷小学校
にし阿波の雑穀栽培と商品開発の現状 豊永恭代
雑穀の小型脱穀機の開発 佐々木大
パネルディスカッション「雑穀食文化と地域の未来 生産者・販売者・消費者の視点から」内藤直樹・杉平美和・八重樫拓弥・渡辺榮子・横関美香・倉内伸幸
8月30日(火)7:00〜 エクスカーション(つるぎ町雑穀ツアー)
三木杤集落 磯貝さん宅、猿飼集落 西岡田さん宅の見学
13:30 道の駅 貞光ゆうゆう館 昼食と買い物
14:35 貞光駅 解散
15:30 高松空港 解散
2022年3月1日
2021年度総会票決報告(会員の皆さまへのお知らせ)
雑穀研究会会員の皆さま、
新型コロナウィルス感染症対策のため、オンライン総会によって審議されていた議案は賛成数24、反対数0で承認されました。
議案内容は、イ.2020年度事業報告、ロ.2020年度決算報告、ハ.2021年度事業計画案、ニ.2021年度予算案でした。
2021年度雑穀研究会オンライン総会における評決へのご協力ありがとうございました。
雑穀研究会会長 倉内伸幸
2021年10月31日
雑穀研究 第36号 (2021年10月発行)
雑穀研究 第36号が発行されました。
雑穀研究 第36号 目次
原著論文
キビの起源と拡散をめぐる考古生化学的探究
庄田慎矢・Edward STANDALL・村上夏希
研究ノート
インドネシア・ゴロンタロにおける再生ソルガムを利用したヤギ飼養の可能性の評価
宮嵜英寿・GAFUR, Nurfitri Abdul2)・SAYUTI, Muhammad、RACHMAN Agus Bahar・SAHARA La Ode・SYAHRUDDIN・田中樹
特集「キヌア」
過酷環境に耐える高栄養価作物キヌアで世界の食料問題に立ち向かう
永利友佳理・桂圭佑・藤倉雄司・安井康夫・藤田泰成
北海道剣淵町における国産キヌアの製品化
高橋朋一
紹介
「佐々木高明の見た焼畑 ― 五木村から世界へ ―」展示と関連資料
竹井恵美子追悼 橘礼吉先生を悼む
Millet Research No.36 Contents
Original paper
Origin and dispersal of Broomcorn Millet: evidence from biomolecular archaeology
SHODA Shinya, STANDALL Edward and MURAKAMI Natsuki
Research note
Evaluating ratooning sorghum potential for goat feeding in Gorontalo, Indonesia
MIYAZAKI Hidetoshi・GAFUR Nurfitri Abdul・SAYUTI Muhammad・ RACHMAN Agus Bahar・SAHARA La Ode・ SYAHRUDDIN and TANAKA Ueru
Special theme: Quinoa
Addressing the global food problem with quinoa, a highly adaptable and nutritious food crop
NAGATOSHI Yukari, KATSURA Keisuke, TOUKURA Yuji, YASUI Yasuo, FUJITA Yasunari
Commercial production of quinoa in Kembuchi-cho, Hokkaido, Japan
TAKAHASHI Tomokazu
Review
Exhibition “Slash-and-Burn Cultivation Viewed by SASAKI Komei: From Itsuki Mura to The World” and related information
TAKEI Emiko
In memoriam The Late TACHIBANA Reikichi
2020年11月30日
雑穀研究 第35号(2020年11月発行)
雑穀研究 第35号が発行されました。
雑穀研究 第35号 目次
原著論文
ザンビアにおけるソルガム栽培と主食利用の可能性
宮嵜英寿・John BANDA・石本雄大・梅津千恵子
食と栄養の安全保障へ向けたザンビアでのソルガムの可能性評価
宮嵜英寿・石本雄大・John BANDA・梅津千恵子
短稈モチのヒエ「なんぶもちひえ」の育成と品種特性
星野次汪・佐川 了・阿部 岳・吉田晴香・武田伸也・守岡 貴・西 政佳・渡邉 学・武田純一・高畑義人
青森県における雑穀栽培及びその食文化の変遷と現状
石本雄大・宮嵜英寿
宮古諸島における雑穀栽培の現状と将来展望
玉木陸斗
研究ノート
ミャンマー西北部ナガ丘陵の焼畑
小林美月・竹井恵美子
稗を食うのは貧しさの象徴か - 岩手に伝統の営みを見る
大谷洋樹
試論
曼荼羅にあるソバ種子に似た三角形の図像学的分析
井上直人
書評 井上直人『そば学 sobalogy - 食品化学から民俗学まで』
追悼 増田昭子先生を悼む
その他
雑穀研究会 第33回シンポジウム報告
Millet Research No.35 Contents
Original paper
Sorghum cultivation and its potential for staple food utilization in Zambia
MIYAZAKI Hidetoshi, BANDA John, ISHIMOTO Yudai and UMETSU Chieko
Evaluating Sorghum potential in Zambia for food and nutrition security
Miyazaki Hidetoshi, ISHIMOTO Yudai, BANDA John and UMETSU Chieko
Breeding of new variety Nambumochihie with wazy endosperm and short culm
HOSHINO Tsuguhiro, SAGAWA Satoru, ABE Takeshi, YOSHIDA Haruka, TAKEDA Shinya, NISHI Masayoshi, WATANABE Manabu, TAKEDA Jun-ichi, and TAKAHATA Yoshihito
Change and current situation of millet cultivation and its food culture in Aomori Prefecture, Japan
ISHIMOTO Yudai, and MIYAZAKI Hidetoshi
Current Status and future prospects of millet in Miyako Islands, Okinawa
TAMAKI Rikuto
Research note
Swideen agriculture and food plants in a Naga village in northwestern Myanmar
KOBAYASHI Mizuki and TAKEI Emiko
Japanese barnyard millet a symbol of poverty? Examining food traditions in Iwate Prefecture
OTANI Hiroki
Essay
Buckwheat in esoteric Buddhism, and iconological interpretation of Mandala
INOUE Naoto
Book Review INOUE Naoto, Sobalogy
In memoriam The late MASUDA Shoko
Note
Annual Symposium Report in 2019